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2019年4月の記事一覧

レポート

そうぞく寄席 in 徳浄寺

第2回そうぞく寄席を開催しました!

今回も、林家ぼたんさんをお招きし、落語のお噺をきかせていただきました。

 

そもそも、なんでお寺で寄席を、しかも「そうぞく寄席」として

相続の専門家さん、司法書士さんに相談もできる機会を設けたのか。

いくつか理由があります。

例えば、49日法要の時にはご親戚あわせて20名くらいお参りしていたのに、1周忌法要には施主さんお1人。お話しを伺うと、相続でご兄弟たちと揉めて

しまったのでお1人でいらっしゃったとのこと。やはり、相続でご親戚との関係が悪くなってしまうことは、多々あるようです。

 

 

遺言や終活、相続にまつわる最近よく聞く言葉ではありますが、ただお金や資産を遺すだけでは少し寂しいなと思うのです。相続を、ただの財産を移動する目的ではなく、

暖かい思いを次の世代に遺す手段になったらいいなと思うのです。暖かい相続にする方法を、専門家の方と気軽に相談できる機会を持ってもらえたらと思うのです。

 

 

もっと多くの方に参加いただけたら、とは思うのですが、なかなかうまくいきませんね。前回は地域のお祭り、今回は大田区区議会選挙に日程がぶつかってしまいました・・・。

 

ただ、参加者の中にはご自身で相続について悩んで、いい機会だと思い相談しにきましたという方が数名おられたので、その方たちにとって少しでも役に立つ機会となったとしたら、こんなに嬉しいことはありません。

また今回は木戸銭を500円以上いただき、その全額を西本願寺で推進している「子どもたちの笑顔のために募金」に寄付させていただきました。

 

そうぞく寄席で自分のいのちを考える機会をもち、相続で家族が争わない方法をしっかり用意して、自分の思いを次の世代へ伝える。その活動が多くの子どもたちの笑顔につながればいいなと思います。

 

レポート

常例仏教講座 増田廣樹師

4月の常例仏教講座。茨城県清心寺、増田廣樹師をお招きし、お取次ぎいただきました。

誰もが「わたし」を中心に、壁を作り生きています。となりの人と比較して、勝った負けたと一喜一憂しながら評価し、評価をされる、指を指し、指を指されながら生きている。建前の鎧を着て、ほんとうの自分を押し込めて、小さく小さく生きているのが私たちの世界ではないですか?

「十方微塵世界の 念仏の衆生をみそなわし 摂取してすてざれば 阿弥陀となづけけたてまつる」

「十方微塵世界」とは、遠くの世界のことではなく、小さな世界を作りもがき苦しみ生きている、まさにこの私の姿を言い当てられた言葉でありました。

増田先生、ありがとうございました。